イン・ラブ



呼吸は苦しいが しなければならなかった

沈んでゆく身体は 思いの外軽やかだった

私の目に映るのはブルー

意識の果にあるのもブルー

壁にかけられた淡い色の花の絵は

家を出るときに忘れてきたのだ

口をかたくふさいで 昨日とあなたを忘れた頃には

私は 丘の上で深呼吸をしているのだ

それは 日常のようでまた 私のからだが途絶えた後のよう





青空を吸い込み続けながら 朽ちたい

あたたかい海の規則的な冷たさのなかで果てたい

死は暗く重く また 愛も暗く思い

「冷たい」と呟いただろうか

いや 唇はあかく 血液はぬるい
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by sheru19 | 2007-08-10 09:54 |  

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